矯正後に歯並びが戻ってしまった方へ
再治療のご案内
「矯正治療を終えたのに、歯並びがまた崩れてきた…」
「前歯にすき間ができてしまった」
「噛み合わせが変わった気がする」
このような 矯正後の後戻り に悩まれている方は、決して少なくありません。
実際に当院でも、他院で矯正治療を終えた方 や 当院で矯正を終えたものの保定が不十分だった方 からご相談いただいています。
なぜ矯正後に歯が戻ってしまうのか?
矯正で歯を動かした直後の歯や骨・歯ぐきは、まだ安定していない状態です。
そのため、保定装置(リテーナー)でしっかりと固定する「保定期間」 が非常に重要になります。
しかし…
- リテーナーの使用時間が短かった
- 保定を途中でやめてしまった
- 歯ぎしり・食いしばり・舌癖などがある
- 噛み合わせが不安定だった
こうした理由で、歯は少しずつ元の位置へと戻ろうとするのです。
特に矯正後数か月~数年のあいだに「戻り」が出やすいため、保定不足は後戻りの最大の原因といえます。
矯正後の後戻りに対する再治療とは?
「もう一度ワイヤー矯正をしなければいけないの?」と心配される方も多いですが、すべてのケースで大がかりな再矯正が必要なわけではありません。
当院では、後戻りの程度や原因に合わせて、以下のような方法を提案しています。
- 部分矯正(ピンポイントで治す)
- マウスピース矯正(透明で目立たず、取り外し可能)
- ワイヤー矯正(必要に応じて全体を再調整)
- 保定装置の再作製や使用指導
症例によっては、数か月の治療で改善できるケースもあります。
「せっかく矯正したのに…」と悩む前に
矯正後の後戻りは、原因をしっかり見極めて適切な治療を行えば、再び理想的な歯並びに近づけることができます。
「何年も経ってしまったからもう無理かな…」とあきらめる必要はありません。
- 矯正後に歯が戻ってしまった方
- リテーナーを使わずに放置してしまった方
- 他院で矯正を終えたが満足できなかった方
このようなお悩みがある方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
あなたに合った最適な再治療方法をご提案いたします。
再治療症例
当院でブラケット矯正後の再治療

術前正面

術前上顎

術後正面

術後上顎
主訴 | リテーナー紛失し使っていなかったため後戻りした 前歯の隙間 |
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診断名あるいは主な症状 | 正中離開 |
初診年齢 | 25歳 |
治療内容・装置 | 上下マウスピース矯正装置(インハウスアライナー) |
抜歯・非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 2か月 |
費用 | 7,700円(税込) ※アライナーの枚数により異なります |
治療のリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛み 上下顎前歯部の歯根吸収 装置による口内炎 ブラッシング不良によるむし歯、歯周炎 |
ワイヤー矯正による再治療

術前側貌

術前正面

術前側貌

術後側貌

術後正面

術後側貌
主訴 | 他院で約2年間マウスピース矯正を行なったが出張により通院できなくなり、当院でワイヤー矯正にて再治療したい |
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診断名あるいは主な症状 | 奥歯が噛み合わない |
初診年齢 | 29歳 |
治療内容・装置 | マルチブラケット装置(上下裏側からの矯正治療) |
抜歯・非抜歯 | 非抜歯 |
治療期間 | 1年2か月 |
費用 | 1,231,200円(税込) |
治療のリスク・副作用 | 歯の移動に伴う痛み 上下顎前歯部の歯根吸収 装置による口内炎 ブラッシング不良によるむし歯、歯周炎 |