
歯並びを整えたいけど、「金属のワイヤー矯正は目立つし、抵抗がある…」という方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、透明なマウスピースを使った矯正方法「インビザライン」です。
見た目に自然で、取り外しができ、普段の生活に取り入れやすいのが特徴です。
今回は、インビザラインってどんな治療?どんなメリットがあるの?という疑問にお答えしながら、治療の流れや注意点もわかりやすくご紹介します。
インビザラインとは?

インビザラインは、一人ひとりの歯並びに合わせて作られた透明なマウスピースを使って、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。
マウスピースは段階的に交換していき、最終的にきれいな歯並びを目指します。
治療のスタート前には、専用の3Dスキャナー(当院ではiTero)を使ってお口の中をスキャンして、歯やかみ合わせの状態をデータとして記録します。
従来のような粘土のような型取り材料で行う歯型取りは必要なく、短時間で快適にスキャンできるのが特徴です。
さらにこのデータをもとに、歯がこれからどう動いていくかをモニター上で確認できるシミュレーションも行うことができるので、最終的な歯並びのイメージを治療前に見ることができます。
そのため、治療のゴールをしっかりイメージしながら始められる点もインビザラインのメリットのひとつです。
インビザラインのメリット

インビザラインが多くの方に選ばれている理由は、以下のようなメリットがあるからです。
・治療後の仕上がりを事前に確認できる!
シミュレーションで歯並びの変化を確認できるので、モチベーションを保ちながら治療に取り組めます。
・目立ちにくい!
透明なマウスピースなので、装着していても気づかれにくく、人と接する機会が多い方でも安心して使っていただけます。
・取り外しができて衛生的!
食事や歯みがきのときに外せるので、口の中を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
・金属を使わない!
金属アレルギーの心配がある方でも安心して使用できます。
気をつけておきたいこと

インビザラインには多くのメリットがありますが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
まず、マウスピースは飲食時には必ず外す必要があります。
水はそのまま飲んでも大丈夫ですが、お茶やコーヒー、ジュースなどは虫歯や着色の原因になるため、飲むときにはマウスピースを外すようにしましょう。
また、マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。
つけている時間が短いと、歯が思うように動かず、治療が予定より長引いてしまうこともあります。
基本的には1~2週間ごとに新しいマウスピースに交換しますが、装着時にきつさが強く残っていたり、ぴったりはまらず浮いている場合は、もう少し長めに使用して様子を見ることもあります。
こういった調整は歯科医院でしっかり確認しながら進めていきます。
さらに大切なのが、マウスピースのお手入れです。
毎日水洗いをして清潔に保つことはもちろん、専用の洗浄剤を使って定期的にケアすることで、においや着色を防ぐことができます。
熱いお湯で洗うと変形の原因になるため、必ず常温の水で洗浄してください。
外したマウスピースはティッシュに包むのではなく、専用ケースに入れて保管することも大切です。
こうした管理を怠ると、清潔さや装置の精度に影響が出てしまうので注意しましょう。
こんな人におすすめ!
インビザラインは、ライフスタイルや見た目を大切にしたい方に特におすすめです。
たとえば、人前で話す機会が多い接客業や営業職の方、学校や職場で矯正をしていることをあまり知られたくない方にも向いています。
透明なマウスピースなので自然に見え、写真や会話のときも安心です。
また、食事や歯みがきの際に取り外しができるため、矯正中も普段通りの食生活を送りやすいのが大きな魅力です。
金属製のブラケットが気になる方や、食事制限をなるべく避けたい方にとっては嬉しいポイントです。
さらに、マウスピースを清潔に保てるため、口腔内の衛生管理を重視したい方にもおすすめできます。
学生の方や社会人の方はもちろん、「できるだけ目立たずに歯並びを整えたい」「虫歯や歯周病のリスクを増やしたくない」と考えている幅広い年代の方に適しています。
特に、仕事や学校生活に支障をきたさず、日常生活の中で自然に治療を進めたいという方にとっては大変相性の良い矯正方法といえるでしょう。
適応が難しい歯並び
一方で、インビザラインがすべての方に適しているわけではありません。
歯並びやかみ合わせの状態によっては、ワイヤー矯正の方がより効果的な場合もあります。
例えば、歯のねじれが強いケースや、大きなスペースを閉じる必要がある場合は、マウスピース単独でのコントロールが難しいことがあります。
また、上下のかみ合わせのずれ(骨格性の不正伵合)が大きい場合には、インビザラインだけでは十分な改善が見込めず、ワイヤー矯正や外科的処置を組み合わせる必要が出てきます。
さらに、アライナーは1日20時間以上の装着が必要なため、「外してしまうことが多い」「自己管理に自信がない」という方には不向きなこともあります。
装着時間が守れないと治療が進まないだけでなく、計画通りに歯が動かず、結果的に治療期間が長引いてしまう可能性があります。
当院では、まずお口の状態をしっかり検査し、インビザラインが適しているかどうかを判断しています。
必要に応じてワイヤー矯正や部分矯正との併用をご提案することもありますので、「自分の歯並びに合う治療法を知りたい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。
治療の流れ

インビザラインの治療は、次のようなステップで進みます。
- 初回カウンセリングと検査
 お口の中の状態をチェックし、3Dスキャンやレントゲン撮影を行います。
- 治療計画の作成とご説明
 スキャンしたデータをもとに、歯の動きや完成イメージを3Dで確認。納得いただいたうえで、マウスピースの製作に入ります。
- アライナーの装着開始
 マウスピースが届いたら、使い方の説明を受けて装着スタート。定期的なチェックも行います。
- 定期的な通院と経過観察
 1~2か月に1度ほど通院して、歯の動きやマウスピースのフィット感を確認していきます。
- 治療完了と保定
 歯並びが整ったら、後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を装着します。
まとめ

インビザラインは、目立ちにくく快適に矯正治療を進められる治療法のひとつです。
取り外しができることや、見た目に配慮されている点など、ライフスタイルに合わせやすいのが大きな魅力です。
ただし、装着時間を守るなどの自己管理が必要な点や、歯並びの状態によっては適応が難しい場合もあるため、すべての方に必ずしも向いているとは限りません。
当院では、インビザラインのほかにも、ワイヤー矯正や部分矯正など複数の治療法をご用意しています。
歯並びのお悩みやご希望をじっくり伺ったうえで、患者さまにとって最適な治療方法をご提案いたします。
「矯正をしたいけど、どの方法が自分に合うのか分からない」「まずは話を聞いてみたい」という方も、ぜひ一度ご相談ください。
治療のメリット・デメリットをしっかりご説明し、不安を解消したうえで前向きに治療を始められるようサポートいたします。
皆さまが自信をもって笑える毎日を送れるよう、スタッフ一同お手伝いしてまいります。
📍 山形市のごとう歯科・矯正歯科クリニック
症例紹介
治療前



治療後



| 主訴 | 反対伵合、中心がずれている | 
| 初診年齢 | 25歳 | 
| 治療内容、装置 | 上下マウスピース矯正装置(インビザライン) | 
| 抜歯、非抜歯 | 非抜歯 | 
| 治療期間 | 1年 | 
| 費用 | 約814,000円 | 
| 治療のリスク、副作用 | 歯の移動に伴う痛み、上下顎前歯部の歯根吸収 | 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログが、矯正治療を考えている方の不安や疑問を少しでも軽くできれば嬉しいです。
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